イエスさまの答えは完璧!
あそこに就職するにはどうすれば良いのでしょう?
良き夫や妻、親であるためになすべきこととは?
祈りが聞かれるためには、一体、何をすれば良いのでしょうか?
人生の大事すべてについて、私たちは何をしたらよいのかという答えにせまられています! しかし、イエスさまは、どうしたら祈りが答えられるかについては、完璧な答えを用意してくださっていました。こうおっしゃっています。
“心を尽くし、思いを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。” マルコの福音書 12章30節
私たちが最も必要とするのは、結局、神さまを愛することにつきる、と言うのです。なぜなら、”愛は決して絶えることがない”(1コリント人の手紙 13:8) からです。神さまへの愛が成長すれば、そのことが、祈りへの答えを得るための道となります! 神さまを愛することによって、多くの祝福を受ける道が私たちに開かれます。例えば、病を得る、悲劇が起きるなどは、決して良いこととは言えません。しかし、そんなことなども、この御言葉の前には膝をかがめざるを得ないのです。
“神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。”
ローマ人への手紙 8章28節
私たちにもできる良い行いはたくさんあります。しかし、神さまへの愛が成長しない限り、霊的なパワーに欠けていると言わざるを得ません。”神は愛” ですから、神さまへの愛を学ぶことは、私たちを神さまにより近いものとするのです。イエスさまの神さまに対する愛と服従は完璧なものでした。だから、イエスさまは、神さまの力の全てを用いることがお出来になりました。私たちを励ますために、さらに、こうおっしゃっていました。
“わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。”
マタイの福音書 11章29節
あなたがたくさんの悩みを抱えている人だったら、まず神さまをもっと愛することから始めなさいと、私は強くお勧めします。
神さまをもっと愛することを学ぶ。どうしたら、そんなことができるようになるでしょう? その答えもまた、御言葉の中にありました。
“私たちは愛しています。神がまず私たちを愛してくださったからです。”
ヨハネの手紙 第一 4章19節
今までに神さまがしてくださったことを知れば知るほど、私たちの神さまへの愛は深くなります。
“このことによって、愛が私たちにおいても完全なものとなりました。それは私たちが、さばきの日にも大胆さを持つことができるためです。なぜなら、私たちもこの世にあってキリストと同じような者であるからです。”
ヨハネの手紙 第一 4章17節
神さまにして頂きたい様々なこと。私たちはこのことだけに心を集めていることがあります。それが普通のことかも知れません。しかし、自分の欲望ばかりに心を集中すると、イエスさまが、私たちに知って欲しいと思っておられることに心がいかなくなります。
あるとき、10名のらい病患者がイエスさまのところにやってきましたが、イエスさまは全員を癒されました。だが、
“そのうちのひとりは、自分のいやされたことがわかると、大声で神をほめたたえながら引き返して来て、イエスの足もとにひれ伏して感謝した。”
それからその人に言われた。「立ち上がって、行きなさい。あなたの信仰が、あなたを直したのです。」”
ルカの福音書 17章15、19節
この一人の男が戻ってきて、自分が癒されたことを神さまに感謝し、称えたとき、彼はイエスさまへの愛も表していたと、私は思っています。
頭を悩ます問題を抱えていたら、神さまが過去にしてくださった素晴らしいことの数々に、もっと注意を向けてみてはいかがですか? あなたがキリストの義を持つことができる方法を、神さまは、無償の贈り物として備えて下さっていました。
“キリストの中にある者と認められ、律法による自分の義ではなくて、キリストを信じる信仰による義、すなわち、信仰に基づいて、神から与えられる義を持つことができる、という望みがあるからです。”
ピリピ人への手紙 3章9節
不平不満を言う代わりに、神さまに思いを馳せる。このことが、すべてのことに対してごく普通の反応となるまで繰り返すことを学びとることができます。それが学べれば、聖霊さまと私たちを結ぶチャンネルができ、この困難な世にあって、どうしたら勝利の人生を生きることができるかを聖霊さまが教えてくださいます。
神さまがして下さった素晴らしいことの数々に感謝する時を、I日のうちに何回も持ちましょう。そうすれば、あなたの中で、神さまへの愛が成長し始めます。こんな聖句を繰り返すのも良いでしょう:
“いつでも、すべてのことについて、私たちの主イエス・キリストの名によって父なる神に感謝しなさい。”
エペソ人への手紙 5章20節
この御言葉が、気が付かないうちにあなたの一部となった時、神さまに対するあなたの愛は、かつてないほど強いものとなっているでしょう。
(2008年3月のメッセージ)
翻訳 奥脇省三